8月15日。写真。
この試験圃場は、毎年「青枯れ病」「半枯れ病」など発生した。連作障害である。
上記のSmartMax GreatRayの施与で、今年の猛暑、干天続きでも元気。
ここまでは「完全無農薬栽培」である。
下葉が老化しないで元気。
SmartMax GreatRayには「老化防止」の・・・素晴らしい能力がある。
ナス科作物は土壌病害菌などで連作が難しい。
SmartMax GreatRayはこの土壌病害菌を「休眠」させる能力を具備する。
土壌病害菌は日本列島には春夏秋冬があることから露地栽培では菌は休眠する。
宿主になる作物が発芽したり、栽植される時期になり、根が伸びだすと、
この根から出す微量の成分をキャッチして越冬病害菌は目覚め活性化して繁殖を始める。
つまり、種子が発芽する温度より低温では菌は目覚めない。
早く目覚めても・・・エサが無ければ・・・繁殖できないからである。
作物の根は土壌病害菌にとっては「エサ」なのである。
MOG-A1菌は、冬が過ぎて春が来たとき、他の病害菌より先に目覚め活性化し繁殖を始める木材腐朽菌である。
菌糸は温度と酸素とエサがあれば・・・どこまでも伸びてゆく地球で最大の生物である。
MOG-A1が土壌内、地表を逸早く支配すれば、土壌病害菌、微生物は殆ど「休眠」を持続する。
この早春の菌社会、菌生活を圃場に再現すれば、ナス科作物の土壌病害を回避することが出来る。
これまでの農業技術、植物病理学には、この生きた・・・土壌内での菌社会、菌生活に焦点を合わせたものが無かった。
圃場現場の土壌、地表に置ける「生きている菌社会」「生きている菌生活」は、研究室の培養基での姿とまったく異なったものである。
この不明の上に構築されているのが現在の多様な「農法」である。
土壌の多様な微生物の活性理論には・・・圃場における早春の低温の土壌での菌社会、菌生活が削除無視されている。
25℃、28℃の温度での微生物活性の観察では、その温度になる前に・・・作物は病害菌に犯されている。
0℃、3℃、5℃での多様な微生物活性観察が土壌病害菌では重要である。
この観察、検定では・・・MOG-A1菌のみが活性して24時間、48時間の培養では、、他のほとんどの微生物は活性しないことになる。
この低温活性化と、繁殖スピードがMOG-A1菌が絶対王者たる能力である。
ナス科作物の栽培予定の圃場に、早春にMOG-A1菌を繁殖させれば土壌病害菌を休眠させることが出来る。
この理論での圃場栽培試験を行った。
見事に成功した。MOG-A1菌は木材腐朽菌だからである。
他の微生物では絶対不可能である。
bacillus菌、放線菌の細菌では・・・土壌病害菌を「休眠」させたままにすることはできない。
こういう菌ではナス科作物の連作問題を解決できなかったのが・・・何よりも真実である。
SmartMax GreatRay溶液によるナスの完全無農薬栽培のポイントだけ記す。
〇 種子はSmartMax GreatRay溶液30倍液に浸漬後播種する。
〇 育苗の灌水はSmartMax GreatRay100倍液で行う。
〇 育苗中SmartMax GreatRay50倍液を10日置きに葉面散布する。
〇 定植する畑には桜が開花する20日前に・・・植穴を掘り・・・そこにSmartMax GreatRay30倍液を灌水。
又はSmartMax GreatRay微粉を撒く。
これを行うことで土壌病害菌が生息繁殖できないエリアになる。
土壌病害菌は休眠を続けて病気が出なくなる。
〇 畝の表面にSmartMax GreatRay50倍液を噴霧する。 10a当たり約300L.
〇 定植後の灌水はSmartMax GreatRayw100倍で灌水する。
〇 定植後は10日置きにSmartMax GreatRay溶液50から100倍液で葉面散布する。
苗の時からSmartMax GreatRayを与えると、アブラムシ、アカダニの発生を抑えることが出来る。
SmartMax GreatRay溶液によるナス完全無農薬試験
suma-to siken 221